ゆたぼんさんは不登校を公言している10代のYoutuber。
発言のたびにその一つ一つがメディアに取り上げられ、批判も多く寄せられているものの、それらを持ち前の生意気さで跳ね飛ばしています。
現在、ゆたぼんさんは生まれ育った大阪を離れ、現在は家族そろって沖縄に移住されています。
12歳で、本来なら中学校に通っているはずの年齢です(2021年9月現在)。
――学校は勉強だけじゃない学びもある場所だよ!
――やりたくないことだってちゃんとやらないと、将来どこへ行ってもやっていけないよ!
――なぜ学校に行かないの? いじめとかの理由があるわけでもなさそうだけど。
といった具合に、ついつい口をはさんでしまいたくなるキャラクターです。
今回は、ゆたぼんさんが通う沖縄の中学校は場所がどこなのか、不登校の理由はなぜなのかについて、調べていきたいと思います。
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ゆたぼんが通う沖縄の中学校の場所どこ?
考えさせられる不登校のゆたぼん
「人生って何?」 pic.twitter.com/cpT9TZznXW— まちょ (@macho__015) September 7, 2021
ゆたぼんさんが通う中学校はどこなのでしょうか?
ゆたぼんさんは2021年4月に、自身のYouTubeチャンネルで「中学校には行かない!」と宣言し波紋が広がりました。
メディアにも注目され、やはり賛否両論集まっています。
ですので、通っている中学校がどこなのかについては、
――そもそも中学校には行っていない
が答えになります。
とはいえ、中学校に行かない宣言をした動画を拝見したところ、中学校からもらったという「生徒心得みたいなもの」を読み上げていました。
おそらく住民票のある学区内の公立中学校から入学の案内が届いたのでしょう。
ゆたぼんさんは現在、沖縄県宜野湾市に住んでいます。
調べたところ、宜野湾市内には5校の中学校があり、うち1校は私立です。
「通わない」とあえて宣言するくらいですから、あえて選ばないと入れない私立はありえません。
ですので、残り4校のうち、生徒心得にあるような
- 上着が白の半そでシャツ(第二ボタンまで占める)で、
- 黒の学生服の制服があって、
- 中学生らしい髪型をしていなくてはいけなくて、
- 毎週金曜日はジャージ登校をして、
- 眉ぞりや化粧を禁止
している学校がそれに当てはまります。
わりと一般的な中学校にある普通のルールですが、毎週金曜日はジャージ登校というのがちょっと珍しいので、もしかしたら地元の人には「ここの中学校のことだな」と案外周知の事実だったりするかもしれませんね。
ゆたぼんが通っていた沖縄の小学校の場所どこ?
ゆたぼんさん一家は、2018年6月に大阪から沖縄に引っ越しをされています。
一般的に、引っ越しの理由は親の仕事が理由になることが多いものですが、今回の場合は学校を中心に移住を決められたようです。
選んだ学校は沖縄サドベリースクール。
一般的な小学校とは違い、いわゆるフリースクールです。
フリースクールは不登校児の受け皿となっている場合もあり、在籍している小学校と連携をとってきちんと卒業資格が取れることもあるようです。
ですが、沖縄サドベリースクールについては、ホームページから見る限りは卒業資格等については書かれていませんでした。
ちゃんと見学をして学校のことを知ってから、そういった卒業資格等の話は進められていくのかもしれませんね。
学校の見学も、入学も、児童本人の希望があることが条件になっていますので、ゆたぼんさんも「この学校に行きたい!」と思って決められたのでしょう。
とはいえ、ゆたぼんさんは熱心に毎日沖縄サドベリースクールに通っていたわけではなく、行きたいときに行くというスタイルを貫いていたようです。
そういった登校頻度であったとしても、おおらかに受け入れてくれるところが、サドベリースクールの魅力だったのかもしれません。
ちなみに、沖縄サドベリースクールについては、5歳から18歳まで受け入れがあるそうです。
もしかすると今後気持ちが変わって、改めてサドベリースクールへ通うスタイルが復活することもあり得るかもしれませんね。
ゆたぼんが学校行かない不登校の理由はなぜ?
ゆたぼんが卒業証書を破いた事に怒るより
簡単に破けないような価値のある卒業証書にせなね
大人舐められとるで pic.twitter.com/owRs87Evls— エリ〆色々頑張る腐女子 (@tekitou_seikatu) September 5, 2021
さて、ゆたぼんさんは、なぜ不登校になってしまったのでしょうか?
実は、ゆたぼんさんは小学校の最初から不登校だったわけではありません。
1~2年生の頃は普通に楽しく通学されていたそうです。
ですが、3年生になった時に宿題をしていなかったことで先生とトラブルが発生。
ゆたぼんさんの話では「先生は叩いたのに叩いてないとうそをついたから、行きたくなくなった」と。
一部では、宿題をやりたくないから不登校になったともいわれていますが、どちらかといえば不登校の理由の肝は先生や学校への不信感だったのでしょう。
ここから先は、あくまで私の推測になります。
「中学校へ行かない」宣言をした動画内でも、「3年生の時に周りの子たちがロボットに見えた」と言っていましたが、学校にちょっとした違和感があったのかなと思います。
――なぜ毎日学校に通うの?
――なぜみんなと一緒の事をするの?
――宿題って必ず今日やらなくちゃダメなこと?
きっと誰もが感じるふとした疑問です。
宿題をしなかったのは、宿題の意義が見出せずに、先生に疑問をぶつけただけだったのかもしれません。
ゆたぼんさんは世間一般の多くの人が感じているとおり、やっぱり生意気な子どもだと思うんですよね。
先生が普段からそう思っていても不思議じゃありません。
ゆたぼんさんにとっては単なる疑問を投げ掛けたのであったとしても、先生は反抗的な態度ととらえたのでしょう。
そこできちんと「なぜ?」に答えられる先生なら問題はなかったのだと思うのですが、ゆたぼんさん曰く「暴力を振るわれたのに、やってないと嘘をついた」ことから、学校へ感じていた疑問や違和感が、決定的な不信感へ変わってしまったのだと思います。
ゆたぼんの兄弟も不登校って本当?
ゆたぼんさんは5人兄弟の2番目で、姉が1人、妹が4人います。
今時5人とはなかなかめずらしい大人数の兄弟の中の、たった一人の男の子だったのですね。
さて、その兄弟の中の姉は、高校へ進学したものの途中でやめてしまったそうで、現在は家族とは離れて暮らしています。
妹たちは一緒に沖縄へ引っ越してきていますから、ゆたぼんさんと同じく、沖縄サドベリースクールへ転校されたのでしょう。
兄と同じように、学校は行きたいときに行くというスタイルだそうです。
ゆたぼんの親は子供が不登校でも無関心なの?
ここで気になるのが、ご両親の存在だと思います。
通常、子どもが不登校になったら、少なからず気になってしまうのが親心だと思います。
ましてや、子どもたち全員が学校へあまり通っていない状態です。
子どもの教育にまったく関心がない、とダメな親だと周囲に思われても仕方がありません。
でも、子ども中心に考えて、学校を理由にあえて引っ越しまでしています。
気になるゆたぼんさんの父親は、心理カウンセラー。
そして、中卒で元暴走族。中学時代もかなりやんちゃをしていたそうです。
経歴だけからの推察になりますが、おそらくお父様ももともと従順に学校へ通っていたタイプではなさそうです。
むしろ、きっと学校に対して反抗的な部類だったでしょう。
そんな方ですから、息子のゆたぼんさんから「先生が嘘をつく」「学校に行きたくない」と聞かされたら、大いに賛同したことと思います。
実はゆたぼんさんがサドベリースクールを知るきっかけは、お父様でした。
お父様がホリエモンさんのYoutube動画でサドベリーを知り、そこから調べたのだそうです。
ゆたぼんさんが先生に嘘をつかれたのが先か、お父様がサドベリーを知ったのが先か。
それによっては、お父様がゆたぼんさんに学校への不信感をけしかけた可能性もあります。
けれど、結果として、わが子とともに学校へ行くのが当たり前という常識に立ち向かって一石を投じる存在になっています。
まとめ
ゆたぼんに唯一共感できる話 pic.twitter.com/eDlUEhrbNe
— あらたちゃん🦭 (@chan_arata) September 2, 2021
今回は、ゆたぼんさんの沖縄の中学校は場所がどこなのか、不登校の理由はなぜなのかについて、調べていきました。
学校選びのために沖縄へ引っ越したはずなのに、小学校時代は不登校で過ごしていたようですね。
12歳ながら否定的な意見をものともしないゆたぼんさんは、世間に中学校・小学校の意義を投げかけるのに適役の人物だと個人的には思っています。
どんなに立派な人が「なぜ学校へ行かなければならないか」を説いたとしても、「学校に行きたくない」と思いつめている子供は一定数存在しています。
どこか学校以外の場所で義務教育を達成できないか知りたい子どもや、親御さんが少なからずいるはずです。
学校だけが義務教育だと思われている理由は、それ以外での教育の仕方が明確でないからです。
だから、ゆたぼんさんが家で勉強スタイルが具体的に分からないのも、議論の的になって実はいいことだと思っています。
もっと議論が交わされて、学校外の勉強方法が確立されるといいなと思っています。