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ガラピコぷーハート割れてる理由は発達障害?最終回でくっつく?

ガラピコぷーハート割れてる理由は発達障害?最終回でくっつく?
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今回はガラピコぷーのキャラクターたちは発達障害なのか?

またガラピコのハートが割れてる理由と、最終回でハートがくっつくのかどうかを考察していきます。

ガラピコぷーはEテレの長寿番組「おかあさんといっしょ」の人形劇です。

惜しまれつつも、2022年3月に最終回が予定されています。

個性豊かなキャラクターたちは「実は発達障害なのではないか」とあちらこちらで噂されています。

特に胸のハートが割れているガラピコは、自閉スペクトラム症の私の長男にそっくり!

ガラピコのこだわりの強さや、傍から見たら突拍子もない行動も、私にとっては「あるある!」と吹き出してしまう場面です。

しかし、特性ゆえなのかガラピコの行動は「怖い」「サイコパス」などと囁かれることも。

正直、母親としては複雑な心境です。

今回はガラピコぷーのキャラクターたちは発達障害なのか、ガラピコのハートが最終回でくっつくのか、個人的考察をしていきたいと思います。

 

Contents

ガラピコぷーハート割れてる理由は発達障害?


ガラピコぷーのオープニングソングの歌詞にはこんな一節があります。

「でこぼこ ともだち なかまたち~♪」

この「でこぼこ」というのは発達障害を表現するときに使われるキーワードの一つです。

発達障害をもつお子さんの多くは、得手不得手がとっても極端!

できることに関しては「うちの子は史上まれにみる天才児なのでは!?」とテレビで特集が組んでもらえそうなほどよくできます。(※単に親ばかなだけかもしれません)

その一方で、できないことに関しては「たかが着替えにこんなに難しさを感じるものだとは思わなかったな」と、逆に親も変な感心をしてしまうほど。

まさにデコボコです。

さて、それではガラピコぷーのキャラクターたちの気になる個性についてみていきましょう。

 

ガラピコぷーのガラピコはASD?

しずく星の外からやってきたロボットのガラピコ。

しずく星に不時着した際の衝撃からか、一部記憶を失っています。

そのためみんなが知っていて当然とおもえるような知識に乏しく、言葉の意味等をほかのキャラクターに質問するシーンが多くみられます。

ガラピコのエネルギーは水。

水がなくなるとガラピコは緊急停止し、電池が切れたようにぱったりと動かなくなってしまいます。

そんな生命線ともいえる水なのに、ガラピコはたびたび給水するのを忘れてしまうのです。

虫や植物を観察していて、ついうっかりなんてことも。

集中力が過ぎます。

まさにASD(自閉スペクトラム症)の特性の一つ。

好きなことに熱中しすぎて、寝食を忘れてしまうガラピコの行動はまさに、うちの息子そっくりです。

「ご飯できたから食べてー!」

この声が、1回で息子の耳に届いたことはありません。

先日「どうして大声で呼んだのに返事しないの!」ときつめに叱ったら、「だって、聞こえてなかったの……」と本気でしょんぼりしていました。

それ以来、呼ぶときは声掛けだけでなく、いったん肩を叩くなど、確実に声が意識に届くように工夫しています。

 

ガラピコのハートはくっついたことがある?

ガラピコの胸にはフルカラーLEDパネルがついていて、いつも割れたハートが表示されています。

しかし、実はこれまでに何度か、割れたハートが一時的にくっついたこともあるのです。

それは人の気持ちが理解できたとき。

どうやらガラピコのハートは「人への理解」がポイントになっているようです。

多くの方がご承知のようにASD(自閉スペクトラム症)の人は、他者とのコミュニケーションがうまくできず、他人の気持ちが理解しにくい、という悩みを持っていることあります。

この「他人の気持ちが理解しにくい」という特性ゆえか、ガラピコの行動が「怖い」「サイコパス」と言われることもあるようです。

しかし、あくまで「理解しにくい」だけ。

ASDの息子を見ていて感じるのは、ASDの特性で理解しにくいとはいえ、できるかぎり理解しようと努力しているのです。

ガラピコも同様。

チョロミーやムームーの気持ちを理解しようと努力していて、それが本人なりにストンと理解できたときにハートが一時的に治っているのではないでしょうか。

「他人の気持ちがわかった!」

その感動や喜びが、ガラピコの割れたハートを治しているのかもしれません。

 

ガラピコぷーのチョロミーはADHD?

ガラピコぷ~の3人組を引っ張っていくお姉さん役、チョロミー。

いつも元気いっぱいで、やたらと声が大きい!

通常の会話ですら、毎回叫び声のようです。

そんなチョロミーはまさに多動。

動きがとても大きく、落ち着きがありません。

「中の人、めっちゃ頑張るやん」と思ったことがあるお母さんも多いのでは?

さらに、注意欠陥の傾向も見られます。

うっかり友達との約束を忘れてというエピソードでは、ほかのことに気を取られて遊ぶ約束を忘れてしまい、ずっと家で過ごしていたことも。

おかげで友達のムームーとガラピコはチョロミーを心配し、家まで迎えに行きます。

ちなみにこういった状態を「リスが通った!」というのだと、発達障害マンガ『でこぼこ兄妹日記』で読んだことがあります。

何か別のことをしていたはずなのに、目の前をリスが通って……「あ、リスだ!」とリスを追いかけて、初めにやっていたことを忘れてしまう。

そんな状況だそうです。

 

ガラピコぷーのスキッパーさんもADHD?

さて、2022年2月24日放送の回で、ガラピコぷ~の舞台から一足先に卒業となったスキッパーさん。

声優は、歌手の西川貴教さんで、歌がいかしていると毎回評判でした。

配達員のお仕事をしているスキッパーさんですが、配達員にあるまじき残念な部分が。

なんと届けるはずの荷物を落としたり、誤配したり……。

スキッパーさんの登場回では、毎回と言っていいほどミスを連発!

なので、Twitterではスキッパーさんが卒業したのは「左遷では?」という声も一部ありました。

実際のところ、スキッパーさんがいなくなった正式な理由は「急便のグループリーダーになったから」。

そのため、今後、自分で配達をすることがほとんどなくなってしまうから、とのことでした。

いつも荷物を落としてばかりのスキッパーさんですが、どうやら人をまとめる力があったようです。

急便の会社も、適材適所にスキッパーさんを配置したのかもしれませんね。

そう考えると、働く人の特性に合わせた配属ができるグース―急便は、なかなかデキル会社かもしれません。

たしかに、これまでも歌うシーンでは、圧倒的歌唱力でみんなを牽引していました。(なのに普段は腰も低くて優しい♪)

 

ガラピコぷーのムームーはHSP?

子供ながら大人顔負けの知識を持ち、理性的で説明も上手なムームー。

でこぼこ行動で破天荒な2人の軌道修正をしています。

石集めが趣味で、いつも控えめ。

派手なダンスが好きなチョロミーとは対照的な男の子です。

一見、欠点らしい欠点などないように感じます。

しかし、Twitterでは「ムームーは軽い自閉症では?」との意見もありました。

とはいえ、正直なところ私はムームーにはこれといった発達の遅れを感じません。

あえていうなら、周囲を気にしすぎなところでしょうか?

HSP=いわゆる繊細さんです。

自閉スペクトラム症は感覚過敏を併せ持っていることが多いといわれています。

なので、「ムームーが自閉傾向」というのもあながち間違いとも言い切れないかもしれませんね。

声が小さいのが悩みだからと、声が大きくなる魔法をかけてもらい、かえってトラブルになったエピソードがありました。

些細なことを気にしすぎて、くよくよしてしまう傾向はありそうですね。

 

ガラピコぷーのガラピコのハートは最終回でくっつく?

2022年3月、ガラピコぷーの最終回が迫っています。

しずく星に不時着したガラピコは、もしかすると生まれた星に帰ることができるようになるかもしれません。

でも、果たして本当に帰るでしょうか?

ASDの傾向として、大きな変化を嫌う特性があります。

今の状況に慣れたガラピコは「チョロミーやムームーとお別れしたくない!」と癇癪を起すかもしれません。

しかし、ガラピコの感情としては別れがたくとも、帰らなければならない大きな理由ができる可能性はありそうです。

さて、他人の気持ちが理解できたときにハートがくっつくことがあるならば、最終回でもハートがくっついたガラピコが見られたりするかもしれませんね。

でも、私の考察ではおそらくそれも一時的なものだと思います。

もし、ガラピコがASD(自閉スペクトラム症)を示唆しているならば、発達障害は治るものではなく、あくまで愛すべき特性の一つですから。

 

まとめ

今回はガラピコぷーのキャラクターたちは発達障害なのか?

またガラピコのハートが割れてる理由と、最終回でハートがくっつくのか考察していきました。

私個人的には、歴代の「おかあさんといっしょ」の人形劇の中でも、「ガラピコぷー」は特に示唆的で考えさせられることが多くありました。

それは子供の年代的によく視聴していたから、というのもありますが、やはりガラピコが発達障害の息子にそっくりだからというのもあるでしょう。

ハートが割れている理由や、ハートがくっつくのか、最終回が気になるところではありますが、最終回が来なければいいのに、という気持ちにもさせられます。